Japan tour 2002 ライブリポート・青森・シューズホール 3/25/2002

ライブリポート by 扇風機さん


  中村健吾さんのライブレポートをします。mid-westさんのを見慣れてるのでそんな感じで。内容はその時の雰囲気を書いたり、健吾さんのコメントを書いたり気ままに・・・ 。

 平成14年3月25日月曜日、青森市のシューズ・ホールにて中村健吾さんのセカンドアルバム「Say Hello to Say Good Bye」記念ライブが行われました。ここは、ちょうど一年前に小曽根真さんと中村健吾さんのライブが行われた場所でもあります。タクシーで会場に向かったが、ベテランを自負する運転手でもシューズ・ホールの場所は知らず、結局会場を一周しながら到着した。南郷村でジャズフェスティバルが開催されることもあって青森県はジャズ県としても知られるようだが、ここシューズ・ホールはまだ一部のジャズファンしか知らないような穴場かもしれない。しかも質の高い。これも主催者のShukoさんの熱心さと南郷方面 のジャズファンをはじめとする青森ジャズクラブや青森FM局の後援によるそうだ。

 会場は銀色の3階建てのビルの1階で真っ白な清潔感ある60〜70席ほどの四角いホールで、入り口がガラス戸になっており、そこからまっすぐグランドピアノとピアノに負けないくらい大きな健吾さんのベースが横たわっているのが見えた。そしてその右隣にはWoodyなドラムセットが置かれていた。ステージは客席と同じ高さで、ステージ左の戸からは練習の楽器の音が漏れ聞こえていた。

 まず、Shukoさんの挨拶。「健吾さんはここに来て下さるのはもう4回目です。」(健吾さんのアルバムを出して)「詳しいことはこのアルバムをお買いになって、お読みください。」 健吾さん登場。満場の拍手。健吾さん、大きな声で「ただいま!」。会場から「おかえりなさい!」。青森に来てもう4回目、会話も弾む。白雪姫こと野本晴美(p)、ファーストアルバムから一緒の池田篤(as)、青森は2〜3回目の高橋徹(ds)、と健吾さんからの紹介。

1. Walkin' Together
 オープニング。狭い会場に大きな音が響く。耳がまだ大きな音に慣れない。ベースの健吾さんの張り切った演奏にみんなが乗ってくる。さすがリーダーという感じ。

2. Serenade
 ロマンティックな曲。ギターのパートをピアノが奏でる。それもまたいい感じ。去年ここでのコンサートの帰りに飛行機の中で、小曽根さんにギターの曲を作るようアドバイスを受けて作ってみたらけっこうすんなりできたとか。ここで健吾さん「小曽根さんお誕生日おめでとうございます。」

3. Hackensack
 セロニアスモンクの曲。メロディーと平行に和音をつけたら弾けちゃったのでレコーディングしたとのこと。すぐ出来てすぐ録音しちゃうなんてすごい。

4. Sugar Hill
 ニューヨークのハーレムのジャズクラブの名前。正装してジャズを演奏するんだとか。物凄いスピードを整然と演奏。

5. For Friends  小曽根さんから愛情いっぱいプレゼントされた曲。

6. Cat Walk
 ファーストアルバムから。 ここで休憩。入り口のドアを開けると涼しい空気が入ってきた。会場の中は熱気であふれていたことに気づいた。演奏を聞いている間は熱くなってたのにあまり気づかなかったのだ。

7. Say Hello to Say Good Bye
 みんなの前での演奏はこれが世界ではじめてだとか。人は悲しみを多く経験すると人にやさしくなれる。

8. OP-OZ  OPはオスカーピーターソン、OZは?小曽根さん!(会場笑)

9. Filed of Dremas  子供の頃を思い出して作った曲。淑やかに優しく曲が流れる。

10. Bohemia after Dark
 前の曲が終わると間髪をいれずにベースのsoloが力強く始まり、雰囲気が一変する。全身全霊のベースに全員がひっぱられる。サックスもドラムスも乗りに乗った。

11. hope
 9.11事件の慰霊塔が自分の家の窓から見えたとき胸が締めつけられる思いがした。愛を語るのに悲しい曲もいいんじゃないか。

12. When crisis speaks
 9.11事件のあと、戦争の予感と緊張が走った。その時感じたテンションが旋律となって頭の中に浮かんだ。プログラム最後の曲。ドラムもサックスもフルボリューム。会場大拍手。アンコールを求める。

13. Divine Prologue
 野中さんのDivine。女性の弾く優しさもこの曲にはあってる。健吾さんベース弾きながらちょっと泣いてた?

14. Happy Birthday, Nakamura Kengo.
 Divineの最後、ピアノの和音が転調したかと思ったらそのままHappy birthday to Youに。40本くらいのろうそくに火のついたバースデーケーキが会場の後ろの方から出てくる。「ハッピバースデー、ディア中村健吾〜」会場一瞬シンとなる。後ろから「ろうそく消して!」とShukoさんの声。しかし健吾さん、ろうそくは消さずにベースで「ハッピバースデーツー」まで弓で弾いて、そのあとみんなで「ユー」と同時に健吾さんろうそくを吹き消す。会場大拍手。健吾さん「また帰ってきてもいいかなー?」。会場「いいともー」。健吾さん「今ここにいるメンバーがソロで来たときもかわいがってやってください。」 コンサートが終わると汗だくになっていた。

 家に帰ってから聞くCDの音が、会場で聞いた音の様に聞こえるようになった。