Japan tour 2002 ライブリポート・大阪・ミスターケリーズ 4/13/2002

ライブリポート あとむさん


20020413
中村健吾カルテットJapan tour
大阪 ミスターケリーズ

 なめていた。4月に入っても予約可能だったからまぁいいかと思っていたら、あっという間に「Thank you. Sold out.」状態。あわてて電話すると「とりあえず当日来てみて下さい。」ブルーノートの裏辺りと聞いていたのでビルの真裏をうろうろ。「JAZZ・・・」とあったので、「おっ、ここか?」とよく見てみると、小曽根さんちのフォーラムのだいきくんおすすめ「Jazz On Top」こんなところにも出来ていたんだ。さらにうろうろし、もう一本裏の道に入ると、ふとホテルとかレストランが色々入った明るい建物発見。ふぅんこんな店もあるんだぁ、と思ってふと見ると一階の大きなガラスに「Kelly's」。あら、ここだったのか。

 開演の1時間前に行くとなんとか補助席に座ることが出来た。既に小曽根さんちのフォーラムの金さんはゆったりとされていた。ただ、補助席であることの三分の利をただすとすれば、来る人のお顔が拝見できることか。ふでっちさん、みどりのじゃーじさん、fufufuさん、ねこのぽちさん、しょうじ先生など小曽根さんちのフォーラムで知り合った方々続々到着。  予定時刻をほんの少し過ぎた頃、まず野本さん登場。ソロで軽快に前奏。店の入り口で待ち構えていた健吾さんがたたたと駆け寄る。「Walkin' Together」だ。

 「せぇの」「けんごりーん」 金さんのかけ声で小曽根さんちのフォーラムの方々によるコールも飛ぶ。満員のお客さんすでに全開。そのままの勢いで、あっという間に第一部終了。
 第二部に行くまでの間、健吾さんに気付いていただき、「お、来てくれたんやありがとう。」と握手。Kiyokoさんも、「ひょっとしてあとむさん?」と声をかけていただいた。どうもサングラスをしていたので、私かどうか判然としなかったらしい。私も開演前から気付いてはいたが、あの開演前のピリッとした雰囲気では、声もかけづらかった。第一部は満員だったが、何組かの方がお帰りになった為、補助席から格上げできることになった。今度の席は何と最前列。足を伸ばせば演奏者に当たりそうな距離。
 第二部に入る時、健吾さんがベースを立てにくそうにする。不安げな雰囲気が一瞬漂い、思わず「今日はお客さんが「ベースがよく響くように作って来た」と言うて台を作って来てくれたんやけど、立たせるのに一苦労なんですわ」。なんでも床に音が逃げないようにするためのものだそうで、「これ今回のツアーに持って行こうとしたんやけど、最大の欠点は7 kgもあるんですわ。こんなん持ち運べんしなぁ。あ、野本に持たして筋トレさそか。」野本さん一瞬目を丸くする。何でも野本さん、このツアー、青森でぶっ倒れかけたんだそうで、昨日もちょっと鼻声ぎみだったけれども大丈夫かなとちょっと心配。

 大阪と東京の公演では特別にギターが入る。今回のツアーはアルバム「Say Hello to Say Goodbye」発売記念だが、アルバムを作るときの挑戦の一つはギターを使ったこと。何でも今回のプロデューサ小曽根さんが「今度はギター入れたらどうや」と言ったのが発端だそうだが、その小曽根さん、以前に御自身の番組で「ギターはどうも・・・」というような発言をされていたようにおもうんだが。蛇足ながらギタリストCharさんは昔自身のラジオ番組で「ギターは何でも出来て素晴らしい楽器だ。僕はどうもピアノとかは好きになれない」と言っていたのをつい思い出してしまう。さてさて、ギターの道下さん登場。ほぉこうなるのか。昨日の岡山とはまた違った感じになる。ギターが入ったところで「Sugar Hill」「Serenade」とギターを意識して書かれた曲。
 やっぱり最前列の方が音が違う。昨日の岡山もあるので、やはりそう思う。第二部もあっという間に終了。当然のようにアンコール。全員出て来て何しようかなぁという感じに。健吾さん「"Isn't she lovely"って知ってる」道下さん「うん。(知ってて当然のような表情)」アンコールまでがっちり曲を決めて、ということではなくその場で適当に決めるということらしい。適当なように見えるが、いやいやその場でできるということはすでにできるように曲を消化しておかないといけないということ。いやはや。

 終演後、今日もCDを買って盤面にサインをしてもらう。今回の中村健吾カルテットの場合、CDで予習することなくその場で楽しむ「しば姫方式」。これはこれで先入観なく聞くことができる。期せずして1st、2nd二つのアルバムに並びの日付けが入った。
 このツアー、大阪が折り返しで全国北海道から九州まで、一ヶ月以上に渡り、21箇所をまわる。長い長いツアー。ツアーというと東名阪で終了というものも多いなか、これだけいろいろ回ってくれるのは、地方に居る人にはありがたい限り。これもカルテットの方々の人柄か。「小曽根さんに「体だけはほんまに注意せいよ」とよぉ言われるんや」と健吾さんはおっしゃった。まさにそのとおりだが、それは聞く側も同じこと。心して挑もうぞ。